- 2016-7-29
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- おすすめ, ミステリー小説
ミステリー小説は、本を読むことを習慣にしていない人も一度読み始めると引き込まれるものです。時にスリルを時に切なさを、普段では得られない感情にもなれるのは魅力でもあるでしょう。
今回は、その世界に入り込みやすい、ミステリー小説のおすすめを5つご紹介します。本を読むことは様々なメリットがありますから、たまには活字を追ってみてはいかがでしょうか。
火車(宮部 みゆき)
ミステリー小説と言えば宮部みゆき、と思う人も多いでしょう。中でも火車は、読み応えのあるストーリーです。
休職中の刑事が、婚約者の女性の失踪について調べることを親族の男性に依頼され、探っていく物語。トリックを楽しむというよりも、人間の深い部分を探るというタイプのミステリーと言っても良いでしょう。
この作者の作品の多くは、犯人、被害者関係なくどの立場のキャラクターもどこか切ないストーリーを持っていることが多く、読み終えた後は爽快感や充実感と共にその登場人物への愛着が湧いてくるものが多いのも特徴のひとつ。
分かりやすく読みやすい、人間味のある物語は多くの人が楽しめるおすすめのミステリー小説です。
その女アレックス(ピエール・ルメートル)
多くのミステリー小説の中から1位に選ばれている作品。そのため読んだことのある人は多く、話題の小説でおすすめです。
女性が監禁されるところから始まる濃い雰囲気漂うストーリーですが、その物語は繰り返し逆転し、その迫力満点で息もつかせぬ展開に引き込まれること間違いありません。
ただし残酷な部分も含まれるため、重い内容は避けたいという人には向かない可能性も。それでもユーモラスな部分もあり、常に深く暗い気持ちを感じることもないでしょう。スリルを楽しみたい人に、おすすめの作品と考えられます。
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すべてがFになる THE PERFECT INSIDER(森 博嗣)
少女時代から孤島に隔離されて生活をしている、天才工学博士。その女性の部屋で起こった不思議な密室殺人を追求していく物語です。
アニメやドラマ化もされていますが、やはり一味違うものになるものでしょう。ミステリー小説として読んでみると新たな発見があるかも知れません。理系ミステリーとも言われプログラム関連の話題も出てきますし、論理的な展開は特に男性におすすめと考えられます。
通常のミステリー小説とは少し違った雰囲気ですが、やはりトリックに驚きを隠せないでしょう。
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ハサミ男(殊能 将之)
殺人犯である「ハサミ男」と呼ばれる男が、次のターゲットとして選んだ女性をある意味奪われる形で失ったことをきっかけに、なぞ解きを始めるというミステリー小説。
多くのトリックに騙されること必至です。しかし、それが楽しめるのもミステリー小説の醍醐味でしょう。猟奇的な内容ではあるもののそこまで残酷な描写はないため、スリルは味わいたいけれど活字でグロテスクな内容を読み進めたくはない、という人にもおすすめの読み応えのある作品でしょう。
まっ白な嘘(フレドリック・ブラウン)
いつでも手に取りやすい短編集のミステリー小説。忙しく、まとまった時間が取れない人の読書にもおすすめでしょう。
短編とはいえ、奇抜なアイディアあふれる展開のストーリーが盛り込まれているため、しっかり楽しむことができます。
いくつもの展開やそれぞれのオチがあり、どの物語を面白いと思うかも人それぞれなのが短編集の面白さでもあるでしょう。
まとめ
ミステリー小説は日常とかけ離れた物語を楽しめ、さらに色々なトリックや人の感情についてなど展開も興味深く、脳を活性化できそうですよね。読書を始めたいという人に、おすすめのジャンルでもあります。
自分好みのものを手に取るもよし、とりあえず話題の作品を読んでみるのもよし、また、リフレッシュのために利用してみてはいかがでしょうか。