- 2018-3-20
- WORK
パワハラは、社会人のいじめと言える行為です。学生にもいじめはありますが、残念ながら大人になっても同じようなことをする人や組織があるのです。社会的な上下関係もあるため、パワハラを受けている側はどう対応したら良いかわからなくなることもあり、個人の生活にも関わってくるため複雑。
ではパワハラを受けた時、どのような対応をすれば自分の身を守れるのでしょうか。
内容によっては本気にならないこと
パワハラの程度によりますが、場合によっては対応しないのも良い方法。
相手が周囲も認める人格者であればその人の指摘を本気で聞き入れる必要があるかもしれませんが、パワハラと感じさせる対応をする時点で人格者とは言えないと考えられます。そのような人のために時間を使うのはムダですし、大切なエネルギーを使うのはより不要なこと。
正当な言い分を伝えたとしても到底取り合ってもらえないのであれば、ひとしきり話が終わるまで聞いているふりをして話を短く終わらせるのが一番という場合もあるでしょう。人として問題があるのはパワハラの加害者であって、受け手側ではありません。
パワハラをする相手について考える
パワハラへの対応を考えるなら、その相手を観察しておきましょう。その人が普段どのように立ち回っているか、自分以外の人にもパワハラをしているか、都合のよいパワハラの相手を選ぶなどの行動が見えるかをしっかりと把握しましょう。
何の考えもなしにただ暴言を吐くタイプのパワハラであれば、強気で言い返すと弱気になる可能性もあり、そうなればパワハラの対象から外れることもありえます。
また、周りに同じようなパワハラをされている人やパワハラに不快感を表す人がいるのであれば、相談できる場合もあるでしょう。よく観察して、徐々に見方を作っておくだけでも精神的に安心できます。
落ち着いて対応する
パワハラへの対応は、恐れたり、またはキレてしまうと相手や周囲との関係を悪化させる可能性があります。そのため、いつでも冷静に落ち着いて対応することができると良いでしょう。
落ち着いた口調で正論を伝えられれば、相手のペースを崩せる可能性があります。社内に相談できる部署があるのなら、相談する旨を相手にほのめかすのもおすすめです。また、パワハラだと思っていることを伝えるのも良いでしょう。
言い返されてもオロオロしたり焦ったりせずに、どんな場合でも動じない態度で対処しましょう。そう見せるだけでも良いのです。本当は怖くても、無表情でいることは意外とできるものです。
証拠を残しておく
パワハラによって体調を崩すなどした場合には、医師の診断を受け、しっかりと診断書を書いてもらい証拠としましょう。
また、パワハラ行為の具体的なメモだけでも残すようにしておきます。会社内でも、その他の機関に相談する場合にも証拠があれば優位な対応ができます。時と場所、内容や期間、また自分の心や体の状態を細かメモしておくだけでも証拠になりうるでしょう。音声で記録できればより効果的。スマホや携帯の機能も使えるのではないでしょうか。
また、相談する場合はあくまでも冷静に、感情的になると説得力に欠けます。重要なのは、パワハラが個人で行われているのか、会社全体がそういう体制なのかということ。しっかりと見極め、相談する機関を決めましょう。
まとめ
パワハラへの対応は、被害者の気持ちとその内容によって変化します。
自分が耐えうることなのか、また耐えるべきなのかを冷静に考え対応しましょう。場合によっては逃げだと感じることもすべきです。また、第三者へ相談し冷静な判断をしてもらうと、その後の方向性を決めやすくなる場合もあるでしょう。
今の状況にしがみつかず、辞めても良いという覚悟があれば、どんな行動でも起こせるのではないでしょうか。