コーヒーを好きな人は、一日に何度もコーヒーを飲んでしまうこともあるでしょう。以前は体に悪いなどと言われていたコーヒーも、中毒性はあるものの、ある程度の摂取なら、逆に体への様々な効果があると言われるようになりました。
飲み方さえ間違えなければ、コーヒーを心置きなく楽しめますよ。
コーヒーは体に悪影響?
コーヒーには中毒性があります。中毒と聞くと悪いイメージがありますが、摂取量に気を付ければ起こる事はありません。
また、胃に悪いなどと言う話もありますが、飲み方次第で逆に胃もたれ予防になるとも言われています。
空腹時に多くの量を飲むとカフェインが胃酸の分泌を促し、消化不良を起こすことがあるため、胃の調子が悪い時にはコーヒーは控える必要があるでしょう。しかし、食後のコーヒーは消化を促進させるために効果的。そのため胃もたれ予防になります。
コーヒーが悪影響になるのは、空腹時の摂取や飲みすぎによるものなのです。
コーヒーで病気予防
コーヒーの摂取は、肝硬変の発症を抑えると言われています。肝硬変は肝臓がんの原因にもなる症状。アルコールの過剰摂取で起こると言われていますが、コーヒーを飲む事で発症リスクを20%程度低くできると言われています。
また、二日酔いによる頭痛はアセトアルデヒドの影響。この排出にもカフェインが役立つと言われています。カフェインの血管収縮効果が利用作用を起こし、排出を促します。アルコール摂取の機会が多い人にも、コーヒーはオススメと言えるでしょう。
さらに、血栓をできにくくする効果があると言う実験結果も報告されているため、狭心症や心筋梗塞のリスクを減らす効果が期待できます。コーヒーに含まれるクロロゲン酸の血圧上昇や血管収縮作用も、病気のリスクを減らすために役立ちます。
コーヒーで脂肪を燃焼と抗酸化作用
カフェインは脂肪燃焼効果が期待できるため、運動の20~30分前にコーヒーを飲む事でダイエット効果も見込めます。血液中の脂肪酸濃度を上昇させ、脂肪の燃焼を促します。
また、コーヒーには抗酸化作用があり、吸収率も高いと言われています。抗酸化作用は体の老化防止に効果的なだけでなく、抗酸化物質がうつ病の予防にも役立つと言われています。
コーヒーでリラックスできるのは本当
リラックス効果については、コーヒー好きなら誰もが感じる事ではないでしょうか。この効果を得るために重要なのは香り。コーヒーの香りを嗅ぐことでα波が発生し、リラックス効果が得られます。
またこの香りは脳の活性化にも関わり、集中力アップにも効果的です。コーヒー1杯で疲労感が和らぎ、注意力のアップにも効果があると言われています。しかし、それ以上を1度に摂ると逆効果になるため注意が必要です。
飲みすぎないことが大切
コーヒーでなくても、摂りすぎは体への悪影響になります。効果的なのは1日に3杯程度まで。カフェインの量は通常コーヒー150mlに対し60mgと言われています。
カフェインの量にして、100~250mg以上を摂取し続けるとカフェイン中毒になる場合があります。さらに、カフェインやタンニンには鉄分や亜鉛の吸収を妨げる作用があるため、貧血を起こす可能性があるため気を付けましょう。
また、糖分の多量に入っているペットボトルや缶コーヒーを1日に何度も飲む事で、コーヒーとは関係のない体調悪化や肥満に悩まされる可能性があることも覚えておきましょう。
まとめ
コーヒー好きな人でも、飲む量は制限する必要があるものの、たくさんの効果があります。疲れを取り、集中力がアップするのなら、仕事の合間にも役立ちますよね。メリットとデメリットを知り、より美味しくコーヒーを味わいましょう。